バイナリーオプションは確定申告が必要?
確定申告とは「個人の1年間(1月1日から12月31日まで)の所得(利益)を申告して、納税をする手続きのこと」です。
バイナリーオプションは1年間で20万円以上の利益を得た場合、確定申告をしなくてはいけません。
詳細については前回書いた記事をご参照ください。
20万円以下であれば申告は不要となるので、20万円以下にするために経費を増やして税金対策をするという方法もあります。
覚えておくと便利なので、解説してみたいと思います。
※自営業・フリーランスの方は20万円以上・以下問わず無条件で申告しなくてはいけません。
バイナリーオプションの必要経費で税金対策
必要経費とは売上(利益)のために必要なお金のことを言います。
「経費」の考え方は以下の通り。
・そのお金がないと売上を生み出すことができない
・そのお金があったから利益を生み出すことができた
そして確定申告を”する・しない”の基準となる20万円は、必要経費を差し引いた合計金額になります。
例えば、バイナリーオプションをする際にパソコンやタブレット、スマートフォンは必需品です。
つまり「パソコンやタブレット、スマホの端末費用」は経費として総売上から差し引くことができます。
20万円(バイナリーオプションの売上)- 2万円(端末費用)=18万円(総売上)
この場合、総売上が20万円以下になるので確定申告は不要です。
バイナリーオプション必要経費の一例をあげてみます。
・バイナリーオプションを利用する部屋や事務所の賃料の一部
・バイナリーオプションで利用するパソコンやタブレット、スマホの端末費用
・バイナリーオプションで利用するWiFiや光回線
・バイナリーオプション業者との連絡で使う携帯電話
・バイナリーオプションに関する書籍代
・バイナリーオプションの情報交換などで使用した喫茶店、居酒屋の接待交際費
・机やイス、PC周辺機器などなど。
どこまでが経費の範囲になるかは税理士によって異なりますが、税額が大きい場合は相談することをおすすめします。
税理士に相談する際や個人で確定申告する場合も、支払いの領収書を提出する必要があるので保管しておきましょう。
確定申告の方法
直接税務署に提出する方法と、インターネットで提出する方法があります。
税務署に行く・郵送する
確定申告は、住所を管轄している税務署に提出するのが基本です。
まずは今お住まいの場所はどの税務署に確定申告すれば良いか確かめてみましょう。
確定申告する税務署がわかれば、確定申告書を入手しなければいけません。
入手方法は次のとおりです。
・国税庁のWebサイトからファイルをダウンロードし、カラープリンターで出力する
・税務署や市区町村役場の税務課、確定申告相談会場で受け取る
・税務署から郵送で取り寄せる
確定申告書に必要事項を書き込み「税務署の窓口に持っていく」か「税務署へ郵送する」が提出方法になります。
確定申告が初めてという方は、何も書き込まずに税務署に行くこともおすすめです。
役員の方に聞けば丁寧に教えてもらえますし、確定申告期間であれば相談所も設置されます。
税務署さえ行けば、必ず適切な書き込み方を教えてくれる!!という雑な言い方になってしまいますが、実際に私がそうだったので間違いないはずですw
e-Tax(国税電子申告・納税システム)
2004年、インターネットから確定申告ができる便利なシステムを国税庁が導入しました。
それがe-Tax(イータックス)、正式名称が「国税電子申告・納税システム」です。
インターネットの環境さえあれば自宅やオフィスから確定申告ができるe-Tax。
今や愛用している人も多いのではないでしょうか。
確定申告のために税務署に直接行き、長蛇の列に並ぶ必要もなくなるというわけです。
e-Taxの使い方が全くわからない・・・という確定申告が初めての方はe-Taxに対応した申告書を作成・送信する市販ソフトがおすすめです。
人気はやはり「freee」。
パソコンだけでなく、スマートフォンからも利用できるのでとにかく便利です。
国内業者と海外業者の税金の違い
国内業者と海外業者の税金の違いをまとめてみました。
こちらと併せて読むとわかりやすいと思います。
国内バイナリーオプション業者
【申告分離課税】⇒一律20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)
国内業者は一律ですが「3年間の損失繰越」と「他の金融商品損益通算」が利用できます。
※損失繰越と損益通算を利用するには確定申告が必須となります。
海外バイナリーオプション業者
【総合課税】⇒給与所得などと合計して5%~45%
海外業者は所得額に見合った税金を納めることになるので、必要経費を使って上手に税金対策をしてください。
まとめ
課税所得(所得から社会保険料控除や基礎控除などを引いた金額)が多いか少ないかで国内業者と海外業者の差が出ます。
・課税所得が多いほど、国内業者の税金の方が有利になります。
・課税所得が少ないほど、海外業者の税金の方が有利になります。
バイナリーオプション人気業者ランキング
- サイト名
- ハイローオーストラリア
- 評価
- ★★★★★
- 特徴
- オーストラリア公認のブローカーなので安心して取引ができます。ペイアウト率・出金対応もスムーズでおすすめできる業者です。
- サイト名
- ザ・バイナリー
- 評価
- ★★★★☆
- 特徴
- ペイアウト率が高めで短期取引が得意な方はザ・バイナリーがおすすめ!
- サイト名
- トレード200
- 評価
- ★★★★☆
- 特徴
- クレジット・NETELLER・コンビニ払いで簡単入金!ペイアウト率は業界最高水準の200%です。